【薬剤師解説】医療用便秘薬『プルゼニド錠』『センノシド錠』の便秘解消効果、副作用について

医療用便秘薬『プルゼニド錠』『センノシド錠』の効果、副作用について

プルゼニドやセンノシド…病院で処方された経験のある方も多いはず。
センノシドは市販の便秘薬の中にも同じ薬効の商品がたくさんありますが、気をつけたい副作用もあるんです。
そんな身近だからこそ注意したい、プルゼニドやセンノシドが今回のテーマです。

 

 

 

プルゼニドもセンノシドも中身は同じで効果は同じ

画像引用:田辺三菱製薬株式会社

  • 商品名:プルゼニド錠12mg
  • 成分名:プルゼニド(センノシドA・B)
  • 剤型:錠剤

画像引用:沢井製薬株式会社

  • 商品名:センノシド錠12mg「サワイ」など
  • 成分名:プルゼニド(センノシドA・B)
  • 剤型:錠剤

プルゼニドは商品名でセンノシドは成分名?

ちょっと前までは、プルゼニドは商品名でセンノシドは成分名でした。
しかし、先発品と同じ効果で、先発品よりも安く買える後発品が出現してからは、センノシドという名前の後発品も発売されています。

 

先発品プルゼニドと後発品センノシドの違いは添加物

プルゼニドとセンノシドで何が違うのか?
薬効はどちらも同じです。
プルゼニドに限らず、どんな薬にもいえることですが、先発品と後発品の違いは添加物の違いです。
ハンバーグでいうところの『つなぎ』が違うというわけですね。

 

今の世の中は後発品のセンノシドがスタンダード

医療現場では、プルゼニドよりもセンノシドとしての処方がよく出ます。
医療現場では先発品よりも後発品を使うのがスタンダードになっているからです。
センノシドよりもプルゼニドがイイという方に出会ったこともありますが、その方は薬の色を理由に挙げていました。

 

プルゼニドは茶色でセンノシドはピンク。
このセンノシドのピンクに抵抗があるとのことでした。

 

センノシドよりプルゼニドが効く気がするのはプラセボ効果かも

薬にはプラセボ効果という、いわゆる思い込みによる心理的な効果があります。
ただのブドウ糖を睡眠薬といわれて飲むと、実際に不眠が改善する効果です。
センノシドよりプルゼニドの方が効くと思う方もいるかもしれません。

 

これは後発品より先発品の方が効くという心理的な効果と考えられます。
実際、プルゼニドとセンノシドの便秘に対する効果は全く同じです。

 

 

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プルゼニド・センノシドの効果効能

刺激性の便秘薬で即効性が期待できる

プルゼニドやセンノシドの一番の特徴は即効性です。
飲んですぐの効果が期待できるため、便秘時の頓服としても処方されます。

 

長期連用で効果が薄れるのもプルゼニドやセンノシドの特徴

即効性が期待できるので、ついつい使いすぎてしまうのもプルゼニドやセンノシドの特徴の一つ。
頓服でもらったプルゼニドやセンノシドがよくて、同じ成分の市販の便秘薬を探す。
そして、市販のセンノシド製品を便秘にならないように長期連用する。

 

実際に私もこのような方と出会ったことがありますが、プルゼニドやセンノシドには長期連用で効果が低下するという特徴があります。
また、長期連用がもたらす、思わぬ副作用もあるんですね。

 

 

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プルゼニド・センノシドの副作用と注意点

刺激性の便秘薬で多い副作用に腹痛がある

プルゼニドやセンノシドの副作用で多いのは、腹痛です。
腸を刺激する薬のため、腹痛が生じやすいのです。
この腹痛が苦手でプルゼニドやセンノシドなどの刺激性の便秘薬は苦手という方もいます。

 

下痢、嘔吐、悪心、腹鳴

腹痛の次に多いのが上記四つの副作用です。
悪心と書いて『おしん』と読みますが、気分が悪く気持ちが悪い状況、それがひどくなると吐いてしまうということがあります。
腹鳴(ふくめい)とは漢字の通りですが、お腹が鳴ることです。

 

腸への刺激が強いお薬ですので、下痢、嘔吐、悪心、腹鳴など便秘改善以外の作用も出てくるのが当薬の特徴です。
量が多すぎるとたくさんの副作用が出てしまいますので、体調に合わせて調節して飲みましょう。

 

耐性が生じると量を増やさないと便秘になる

プルゼニドやセンノシドには耐性が生じる恐れがあります。
最初は1錠でよかったのに、次第に2錠、3錠と量を増やさないと便秘が解消できなくなる、というものです。
便秘時の緊急用として使用する分には問題ありませんが、週に3回も4回も使用するといった使い方をしている方は注意が必要です。

副作用や耐性のリスクが少ない便秘薬、酸化マグネシウム製剤の効果と注意点はこちら

【薬剤師が解説】酸化マグネシウム便秘薬について

 

 

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まとめ:用法用量がとても大切な便秘薬

プルゼニドやセンノシドは使用法がとても大切な便秘薬です。
効果がシャープなため、「これいいじゃん!」と自己流で使いがちな便秘薬でもあります。
でも、この自己流の使用がトラップでもある便秘薬。
習慣性や耐性にハマってしまった人を何人も私は見ています。
プルゼニドやセンノシドを使うときは、用法用量を必ず守るようにしましょう。

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