【薬剤師解説】医療用便秘薬『マグミット錠』の便秘解消効果、副作用について

医療用便秘薬『マグミット錠』の効果、副作用について

マグミットという便秘薬。
一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
でも、どんな剤型があって、どういう効果があるの?とちょっと突っ込んだことを聞かれると、「確かになんだろう…」と、ちょっと詰まってしまいませんか。
今回はそんなマグミットの詰まりを解消していきます。

 

 

 

マグミットの特徴と成分

画像引用:丸石製薬株式会社

  • 商品名:マグミット錠250mg/330mg/500mg
  • 成分名:酸化マグネシウム
  • 剤型:錠剤

最大の特徴は習慣性がない便秘薬

マグミットが最も優れているなと思う点は、習慣性がないところ。
これ薬剤師からみても、すごく使いやすい便秘薬といえるんです。
なぜって便秘薬の多くは習慣性や耐性を生じる成分が入っていることが多いんですね。

 

だから週に何回か便秘になるという、便秘が習慣化しているような方が市販の便秘薬を常用すると、便秘薬の量を増やさなきゃ出ないとか便秘薬がないと出ないとか負のサイクルに陥りがち。
マグミットの場合はこれがないんですね。

 

酸化マグネシウムが有効成分

マグミットの有効成分は『酸化マグネシウム』。
マグミットは医療用の薬なので、処方せんがないともらえませんが、市販の便秘薬で同じものを探す場合は酸化マグネシウムを探しましょう。
『mg』など規格の違いはありますが、同じ酸化マグネシウムであれば効果は同じです。

酸化マグネシウムが主成分の便秘薬についての詳細はこちら。

【薬剤師が解説】酸化マグネシウム便秘薬について

 

 

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マグミットの効果効能

腸に水を引き込み便を柔らかくする

マグミットが習慣性や耐性を起こさないのは、マグミットの効果を発揮するメカニズムにあります。
腸に水を引き込んで便を柔らかくし、便が腸内をスムーズに移動するのを手助けするんですね。

 

マグミットには、腸を刺激して便意を促す効果はありません。
腸を直接刺激してしまうと、その刺激がないと便が出なくなったり、刺激が足りなくなったりするわけです。

 

便秘にはまずマグミット

便秘になったときのファーストチョイスはマグミットがおすすめです。
市販の便秘薬であれば、パッケージをみて酸化マグネシウムという表記のある便秘薬を選びましょう。

 

 

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マグミットの副作用

用法を守れば大きな副作用はない薬

マグミットがおすすめなのは、安全性が高いからでもあります。
マグミットは用法を守って使用する限り、目立った副作用はありません。
便秘薬を飲んだときにありがちな腹痛も、マグミットでは起こりにくいといえます。

 

高マグネシウム血症は腎機能に問題がある人が注意

便秘薬に詳しい方は、『高マグネシウム血症』というものをネットで見かけたことがあるのではないでしょうか。
『マグネシウム』という単語が一致しているため、酸化マグネシウムの便秘薬って危ないんじゃない?と、考えてしまいますよね。

 

確かに高マグネシウム血症は、マグネシウムの血液中の濃度が高い状態。
大量のマグミットを飲めば、高マグネシウム血症になる可能性もあるでしょう。
でも、健常者がマグミットの用法を守って飲んでいる限りは、まずなりません。

 

気をつけなければならないのは、高齢者でそもそも腎機能が低下しているとか、高齢者ではないけど腎機能が悪いといった方です。
腎機能が低下すると、適切な処理ができず、マグネシウムの血液中の濃度が高くなる可能性があります。

 

高マグネシウム血症は、30代や40代の健康な人がマグミットを飲む分には気にしなくてよい副作用といえます。

 

 

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市販のマグミットと病院でもらうマグミットは何が違う?

市販のマグミットは錠剤しかない

市販の便秘薬でマグミットと同じものを探そうとすると、錠剤しかありません。
錠剤にどうしても抵抗がある場合は、粉薬という選択肢が医療用のマグミットにはあります。

 

医療用のマグミット錠は250mg〜500mgまで細かい調節が可能

医療用のマグミット錠は250mg、330mg、500mgと錠剤単位で細かい調整ができるのも特徴です。
市販の酸化マグネシウム製品は6錠で2gというザックリとした目安しかないので、より細かく調整して飲みたい場合は医療用のマグミットが向いています。

 

医療用ならマグミットと同等の粉のタイプもある

医療用ならマグミットと同じ効果を持つ便秘薬で、マグミット細粒83%や重カマ「ヨシダ」など粉のタイプも選択できます。
錠剤が飲みにくくて嫌だという方以外にも、より細やかな量の調整をして欲しい方に向いています。

 

 

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マグミットの上手な飲み方

普段より多めの水で飲む

マグミットの効果発現のポイントは、腸に水を引き寄せること。
つまり、多めの水で飲むことが大切で、コップ1〜2杯程度と普段より多めの水で飲むといいでしょう。

 

毎日飲むことで水を飲む習慣をつけてみる

マグミットは毎日飲んでも癖になるといったことがありません。
便秘は水分摂取不足が原因で起こっていることも考えられます。
マグミットを飲むときに、いつもより多めの水で飲む、それを習慣化してマグミットはやめるというように薬を使った水分摂取トレーニングもできます。

 

 

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まとめ:マグミットは種類も豊富で使いやすい便秘薬

マグミットは非常に使いやすい便秘薬です。
市販の便秘薬でマグミットと同じものを探そうとすると錠剤しかありませんが、医療用であれば剤型の選択肢が豊富なのもポイント。
自身の便秘の状態を相談して量や剤型を決めていくこともできます。

効果の強い薬と体に優しい薬、違いを知って適切な使い方をすることが便秘解消には重要です!

【薬剤師が教える】便秘薬の選び方とおすすめ

 


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