【薬剤師解説】医療用便秘薬『ラキソベロン内用液』『ラキソベロン錠』の便秘解消効果、副作用について

医療用便秘薬『ラキソベロン内用液』『ラキソベロン錠』の効果、副作用について

医療用の便秘薬で有名なラキソベロン。
ラキソベロンを使ってみて、即効性に驚き気に入った方もいるのではないでしょうか。
そんなラキソベロン、特徴ゆえに気をつけなければいけないことがあります。

 

 

 

ラキソベロンの特徴と効果効能

画像引用:帝人ファーマ株式会社

  • 商品名:ラキソベロン内用液0.75%、ラキソベロン錠2.5mg
  • 成分名:ピコスルファートナトリウム水和物
  • 剤型:液剤(水に溶かして飲むタイプの薬)、錠剤

液体タイプと錠剤タイプがある刺激性の便秘薬

ラキソベロンには液体と錠剤の2タイプの剤型があります。
どちらも刺激性の便秘薬で効果は同じですが、経験上、液体タイプの方が即効性を捉える方が多いように私は思います。

 

ラキソベロンは液体も錠剤もジェネリックがある

ラキソベロンには液体も錠剤もジェネリックがあります。
チャルドールやピコスルファートナトリウム錠などです。

画像引用:武田テバ

  • 商品名:チャルドール内用液0.75%、チャルドール錠2.5mg
  • 成分名:ピコスルファートナトリウム水和物
  • 剤型:液剤(水に溶かして飲むタイプの薬)、錠剤

 

画像引用:日医工株式会社

  • 商品名:ピコスルファートナトリウム内用液0.75%「日医工」など、ピコスルファートナトリウム錠2.5mg「日医工」など
  • 成分名:ピコスルファートナトリウム水和物
  • 剤型:液剤(水に溶かして飲むタイプの薬)、錠剤

かなりの数のジェネリックがあり、効果はラキソベロンと同じで価格は半額程度で済みます。

 

ラキソベロンが効かない場合は量の相談が必要

処方量のラキソベロンを飲んでも聞かない場合は、量の調整が必要になります。
もしくはラキソベロン以外の便秘薬を検討する必要があります。
どちらの場合でも、自己判断で決めず担当医との相談が大切です。

 

特に刺激性の便秘薬の場合は、習慣性や耐性を生じやすいので、量の調整は絶対に自己判断で行ってはいけません。

 

 

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ラキソベロンの特徴

液体か錠剤かで効果は変わらない

「なんとなく液体の方が効果がある気がする」…
これは薬に限らずドリンク剤でもよく耳にする意見です。
液体の方が吸収がよさそうなイメージからきているのかもしれませんが、液体か錠剤かで実際の効果は変わりません。

 

ラキソベロンの錠剤は市販薬でも代用できる

ラキソベロンの錠剤は、市販の便秘薬にも同成分のものがあります。
コーラックソフトやビオフェルミン便秘薬などです。

画像引用:大正製薬株式会社

  • 商品名:コーラックソフト(※製造終了品)
  • 成分名:ピコスルファートナトリウム水和物
  • 剤型:錠剤

 

画像引用:ビオフェルミン製薬株式会社

  • 商品名:ビオフェルミン便秘薬
  • 成分名:ピコスルファートナトリウム水和物、ビフィズス菌、ラクトミン(乳酸菌)
  • 剤型:錠剤

液体を使いたい場合は、市販薬にはないので病院受診が必要となります。

 

 

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ラキソベロンの副作用と注意点

ラキソベロンで一時的な腹痛はよくあること

「ラキソベロンを使うと腹痛がある」という方がいます。
これもラキソベロンに限らず、刺激性の便秘薬で起こりやすい症状です。
ラキソベロンで起こる腹痛が苦手という方は、センノシドが有効成分の便秘薬でも起こりやすいと覚えておきましょう。

 

刺激性の便秘薬ゆえの習慣性と耐性

ラキソベロンに限らず、刺激性の便秘薬で注意が必要なのが習慣性と耐性です。
ラキソベロンの場合は、液体でも錠剤でも習慣性や耐性は起こります。
常用してしまうと、ラキソベロンがないと便が出ない(習慣性)とかもっと量を増やさないと便が出ない(耐性)といったことが起こります。

習慣性や耐性のリスクが少ない酸化マグネシウム便秘薬についてはこちら

【薬剤師が解説】酸化マグネシウム便秘薬について

 

他の市販の便秘薬を合わせて飲むのはダメ

ラキソベロンが効かないなと思ったとき、市販の便秘薬を併用する方がたまにいます。
ラキソベロンだけじゃ聞かないから、ドラッグストアでコーラックを買って使おうみたいな方ですね。

 

でもこれは、ちょっとストップ。
便秘薬は基本的に併用しません。
併用するとしても作用点が違う種類の便秘薬を、状況に応じて医師の判断の下で使用します。

 

ラキソベロンが効かないと思ったときにすべきことは、ドラッグストアに行くことではなく病院に行くことです。

 

赤ちゃんへのラキソベロン使用はダメ

同じ便秘だからいいかな?と赤ちゃんの便秘に自分のラキソベロンを使おうと考える方もいるかもしれません。
ラキソベロン液なら、量の調節もできるしいいかな?と考えてしまいますが、これはNGです。

 

赤ちゃんの便秘は、大人の便秘原因とは違うことも考えられます。
また、腸だけでなく内臓の発達が未熟なため、薬の使用も十分注意を払う必要があるんです。

赤ちゃんへの便秘薬使用についての記事はこちら

【薬剤師が解説】赤ちゃんと授乳中のお母さんの便秘薬使用について

 

 

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まとめ:習慣性と耐性に注意

ラキソベロンの即効性に魅了される便秘症の方は多いのではないかと思います。
やはり辛い症状をすぐに解消できる点は、とても魅力的ですよね。
その反面、習慣性や耐性がついてしまうリスクがある、という事実も常に意識しなければなりません。
ラキソベロンを使うなら、週に1〜2回を目安にしたいところ。
毎週のように使わなければならないのであれば、それも使いすぎです。
まずは病院で相談してみましょう。

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