【薬剤師解説】ネットに書いてある即効性のある便秘解消法は『ウソばかり』

ネットに書いてある即効性のある便秘解消法は『ウソばかり』

即効便秘解消

薬剤師たからアイコン

こんにちは 薬剤師のたからです。
当ページは急いで便秘対策をしたい!すぐに便秘解消効果を出したい方への安全な方法と注意すべき対策について紹介していきます。

 

【便秘解消 即効】などのネット検索で出てくる記事は、本当に即効性があるのかいささか疑問があるものばかりです。
おそらく、記事を書いた方が素人で、ネット検索や本などから得た情報をまとめているだけだからだと思います。
かなりお困り度の高い質問ですので、薬剤師として真剣にこのお題のご説明をしたいと思います。

 

 

即効性をうたう商品には要注意?便秘に本当に効果のある飲み物についての記事はこちら

【薬剤師が教える】便秘に効く飲み物・危険な飲み物

 

 

ネットの情報のほとんどは、即効性のある便秘解消法ではない

便秘解消ネット情報

『即効性のある便秘解消方法』について、私がネット検索をしてみて思うのは、「いかにももっともらしい感じで書かれた、変な情報が並んでいる」ということですね。
この情報を信じて実践しても、ほとんどの方に効果が出ないと思います。

 

たとえばお腹のツボや、耳ヨガ、つま先立ちなどの方法が紹介されています。
しかし、それだけで本当にすぐにうんちが出ていれば、もはや病院も便秘薬はいりません。

 

おそらくこの検索ワードで当ページにたどり着いているあなたは、数日間便秘に悩みお腹がパンパン。
気分が悪く、いろいろと基本的な便秘対策をしているにも関わらずどうしようもなくなってしまった方でしょう。
このような方には、まずは便秘薬などの薬で対処していただき、腸の詰まりを解消した後に、便秘にならないような食生活や生活習慣にしないとなりません。
正しい便秘薬の使い方をマスターし、最終的には便秘薬なしでも大丈夫なようにしないとなりませんね。

 

では、はじめに便秘薬の使い方についてお伝えします。

 

 

▲目次にもどる

正しい『即効性のある』便秘薬の使い方

即効性便秘薬使い方

即効果を必要としている場合は、すこし強力な便秘薬を使う方法が考えられます。
それは『浣腸』や『刺激性便秘薬』です。

 

浣腸

浣腸はお尻に入れてから十数分で便意が来てすぐに排泄することができる薬です。
使い方は購入した際に書いてある説明書きを見ていただければよいので、ここでは割愛しますが効果が一番早いのは浣腸。

 

浣腸の注意すべき点は、連用ができないということです。
直腸に薬液を直接注入する物理的な刺激があるので、刺激を与え続けるということはおすすめできません。
ひどい時のみの対処法としましょう。

浣腸の種類と使い方についてはこちら

薬剤師が教える浣腸のおすすめ使用法

 

刺激性便秘薬

次に『刺激性便秘薬』です。

 

刺激性便秘薬は、テレビCMなどでも有名な便秘薬が多いですね。
コーラック、タケダ漢方便秘薬、スルーラック、ビューラック、ウィズワンなどが該当します。
上記の便秘薬の中には、商品ブランド名のシリーズとなっているものもあり、数種類便秘薬があるものもあるため、その中には刺激性便秘薬ではないものも含まれます。

 

これらの刺激性便秘薬は、夜に薬を飲み、翌朝排便があるという薬なので、浣腸よりは時間がかかりますが即効性が期待できる便秘薬です。

 

刺激性便秘薬の注意点はこれも連用ができない点です。
続けて飲むことで薬の刺激に慣れ、薬の量がどんどん多くなっていくケースがあります。
刺激性便秘薬はツライ時のみに使用を限定しましょう。

 

たまに「漢方だから安心」と思っている方もいますが、タケダ漢方便秘薬も刺激性便秘薬です。

 

 

▲目次にもどる

『即効性』のある便秘薬の後は、すこし優しい便秘薬で排便習慣をつけよう

酸化マグネシウム便秘薬使い方

上記でお伝えした薬は便秘解消効果が強力で即効効果があるのですが、そればかりを使っていては便秘が治りません。
便秘体質の改善には排便習慣をつけていき、朝ごはんを食べると自然と便意を催しトレイにいきたくなるという状態を作らなくてはなりません。

 

これに利用するのは『酸化マグネシウム』です。

 

酸化マグネシウムの使い方から減薬の方法については専門ページがありますのでそちらをご覧ください。

 

 

▲目次にもどる

体質からの便秘解消には、便秘薬だけではダメ

便秘体質根本解消

便秘薬のみで体質改善を行うというのには無理があります。
というのも、便秘薬は辛い便秘を一時的に解消する薬であって、根本的な便秘の原因を治す薬ではないからです。
便秘しやすい生活習慣だったり、食習慣だったりを治さない限り、原因の改善がないため、また悪い方向へ戻ってきてしまいます。
便秘薬はあくまでも排便習慣をつけるクセ付けなので、根本解決には普段からの対策が必要です。

 

 

▲目次にもどる

便秘体質改善のための『正しい食生活』とは

便秘改善正しい食生活

基本中の基本なので皆さんご存知のことだと思いますが、一応おさらいをしていきましょう。

 

食物繊維

食物繊維は、便の量に関与したり、腸内細菌の繁殖、便の固さにも関与するため、便秘解消には非常に重要です。
食物繊維不足は現在人の大きな問題です。
正しい食物繊維の摂り方については専用ページがありますので以下をご覧ください。

 

発酵食品、乳酸菌

腸内環境を整え便秘を改善する食材ということでみなさんご存知の、ヨーグルトや漬物、味噌、醤油、納豆などの発酵食品です。
発酵食品は一種類だけでなく、数種類をバランスよく、毎日欠かさず摂りましょう。

 

サロンやSNS上でたまに皆さんの食事状況を伺うことがあるのですが、腸活に興味がある方であっても、一種類のヨーグルトのみの対策で他はしていないという方がいます。
菌の種類はたくさんいたほうがいいので、みそ汁や納豆、しょうゆなど様々な形で摂り入れるようにしましょう。

便秘に効果的なヨーグルトに関してはこちら

便秘解消に!ヨーグルトの種類や食べ方

 

オリゴ糖

オリゴ糖の効果は、腸内細菌の善玉菌のエサになり、善玉菌の繁殖の助けになることです。
オリゴ糖は小腸でほぼ吸収されず大腸に運ばれるため、ダイエットにも効果的ですよ。

 

オリゴ糖の多い食品で摂ってもらう方法もありますが、微量しか入っていないので、スーパーやドラッグストアで売っているオリゴ糖でとっていただく方が効率的です。

 

水分

便秘対策に水分補給は非常に重要なポイントです。
正常なうんちはその80%が水分で、水分摂取がおろそかになるとすぐに便が固くなってしまいます。
たまに「お酒をたくさん飲むから水分は大丈夫!」と胸を張られる方がいますが、アルコールは水分摂取のカウントになりません。
むしろ、アルコールを分解する際に水を使うので、お酒を飲む人こそ水分補給には十二分に気をつけたいところです。
こまめな水分摂取は重要ですので、水分に関しては以下のページをご覧下さい。

便秘に効果的な飲み物についてはこちら

便秘に効果的な飲み物・危険な飲み物

 

食事と一緒に行いたい対策

便秘に効果的な腸もみマッサージについて

腸もみのお腹マッサージは、薬や食習慣の改善と合わせて行うと非常に効果が高いです。
のの字マッサージや落下腸マッサージなどたくさんの種類がありますので、以下のページをご覧ください。

 

便秘に効果的なツボについて

即効性の便秘対策にはならないかもしれませんが、ツボ押しも効果は期待できます。
便秘に効果的なツボは以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

▲目次にもどる

『便秘茶』は危険な物も…即効性のある便秘対策での注意点

便秘茶危険性注意

便秘茶は、選び方を間違うと即効性があっても危険な物があります。
キャンドルブッシュやゴールデンキャンドルといった、便秘薬と同成分の『センノシド』類似物質が入っているお茶があります。
これらの販売ページを見ると、きれいな女性がハーブだから安心!毎日飲んでお腹もすっきり!といったデザインで安心感を前面に出しています。
ところが内容成分はコーラックのようなものを毎日飲むのとほとんど変わりないため、腸に刺激が強すぎます。
このことを知らずに毎日飲んでしまい、便秘茶を飲まないとうんちが出なくなるという人が後を絶ちません。
成分名をよく読み、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルというものが入っている便秘茶は飲まないようにしましょう。

キャンドルブッシュ・ゴールデンキャドルなどの、センノシドを含む原料のお茶についてはこちら

「お茶だから安全」は間違い!センナ茶の注意点

 

 

▲目次にもどる

まとめ:『即効性』は切り札に。優しい対策を軸としよう!

薬剤師たからアイコン

効果が高い便秘対策というのは裏を返せば強力すぎて毎日できないということです。
状況を見ながら必要な対策を短期で行い、優しい対策に移行しながら排便習慣をつけていきましょう。

 


薬剤師たからの無料セミナー開催中!